わたしたちの職員研修 ③ 老人ホーム介護リーダー 介護技術成果発表会
介護技術成果発表会
先日、2日間に渡って開催されました。総勢24名。
そのうちの一日は、研修センターが会場となって開かれました。
ちょっと覗いてみたので、その緊張の一日を報告します。
当日の参加者は11名。事例が3つあり、そのうちの2事例をその場で
覚えて20分で実技、そして講評を受けるというスタイルです。
ノーリフティングケアを手法として、自身がお客様の
介護をしながら、新人を教えるという設定。
安全配慮は出来ているか 中腰姿勢や不良姿勢になっていないか
シートやグローブ等効果的に使用しているか 体重移動はどうか などなど・・・。
写真のように、評価者3名が色んなチェック項目が書かれた書類を前にして、実技の一挙手一投足に目を凝らしています。
しかも、写真には写っていませんが、その後ろには、所管課の課長と課長補佐が・・・。 ああ、怖っ(>_<)
お客様役の評価者に後で聞くと、皆、手がブルブルしていたそう。そりゃ、緊張しますよね。真剣ですもの。
そして中には、手が氷のように冷え切ってた人もいたとか。手の温もりや触れ方で、心地よさが全然違うと改めて感じたそうです。
基本に忠実で、温かく気持ちの良い実技を披露してくれた人、また、モデル役に話しかけたり軽口をたたく余裕のある人もいれば、
自分の介護に一生懸命で、新人への説明がパッタリ無くなる人も。
リーダー達ですから、ノーリフティングケアの基本技術研修は全員受講済み、そして中には指導者養成コースも受講している
職員もいるのですが、日常的にノーリフティングを意識して、そして理解して業務を行っているか否かが、
顕著に分かれた一日でもありました。
下元先生がおっしゃっておられた「ノーリフティングを知っている」「ノーリフティングができる」と言うのと
「ノーリフティングを常に実施している」では、全く違うという意味が、見ていてよくわかりました。
どうかこれからも、もっともっと研鑽を積んで、ご自身の実力アップと後輩たちの育成をよろしくお願いします。